第5話:それいけ僕らの勇者マン
前回までのあらすじ:奴はマントを脱いだ!
ボン「お、お前は!!!!」
勇者マン「フッフッフ。わしが正義の味方勇者マンだよ!」
ボン「おお〜〜!!あなたが勇者マンですか〜。年齢より老けてますねぇ〜。」
勇者マン「それを言うんじゃない!50年間も13歳と言い続けておるのだ!」
ボン「もう63歳ですか?」
勇者マン「違う!13歳だ!」
ボン「・・・」

その頃本物の豪はラーマを目指していた。
豪「待ってろ『たかし』君(11)。必ず助けてあげるからね!!」
盾矢「(思いっきり嘘なんだけどな・・・)」
豪「よし!さらにペースをあげるぞ!」
盾矢「待て!今は約1223km/hで走っているからこれ以上は無謀だ!衝撃波が起こる!」
豪「そんな事知るか!いくぜ!待ってろ『たかし』君(11)!」
ズパパパパパパパ!
豪は謎の風に飲み込まれていった・・
盾矢「俺、知〜らないっと・・・」
そこで盾矢は立ち止まった。
盾矢「そういや俺、ワープの魔法使えたんだっけ・・・」
今さら気付くのもどうかと思うが思い出しただけいいだろう。
盾矢「空間移転・・・トランスポート!!!」
魔法を唱えると盾矢の身体はそこから消えていた。ただしシマウマ柄のローブは残っているが。

盾矢は素っ裸でワープ先についた。
盾矢「危なかった・・・すっかりこの魔法の欠点を忘れていた。ワープ先が自宅でよかった・・・」
すると盾矢は早速タンスを開けてシマウマ柄のローブを取り出した。
盾矢「さてと、急がなくては。」
盾矢は窓をあけるとそこから飛び下りた。(よいこのみんなは真似しないように)
盾矢「目指すはラーマの神殿地下30階!」
そういうと盾矢は一直線に神殿まで走っていった。
盾矢が神殿につくとそこにはボンの姿があった。
盾矢「やっぱり来てましたか。」
ボン「さっきまで伝説の勇者マンさんがいましたけど。」
盾矢「豪は当分着かないだろうな・・・」
ボン「さぁ行きましょう!」
盾矢「待て・・・ラーマの神殿地下4階以降は迷宮になっている。一度入ったら二度と中に入る事ができない。」
ボン「・・・よく分からない仕掛けですね。」
盾矢「行くぞ!」
二人はそのままラーマの神殿に入っていった。
ラーマの神殿の一階は凄く広い。東京ドーム2個分ぐらいの大きさである。
それだけ広いのだから地下への階段を探すのも一苦労であった。
盾矢「確か俺の記憶だと・・・こっちだ!」
階段らしき場所のそばに来るとそこには見張りが一人いた。
ただしその見張りはゲームボーイをしているが。
見張り「いけ!マダツボミ!」
ボン「・・・行こうか。」
勇者マン「待て〜!!」
見張り「ハッ!侵入者だ!捕らえろ!」
勇者マン「・・・?」
あっと言う間に勇者マンは捕まっていた。
ボン「早く行かないとこっちも見つかっちゃう。」
盾矢「そうだな。」
勇者マン「ふががががー!!(あっちにも人がいるぞ〜!)」
見張り「暴れるんじゃない!さあ来るんだ!」
勇者マンはそのまま引きずられていった。ありがとう勇者マン!お大事に。
盾矢「なんか可哀想だな勇者マン・・・」
ボン「・・・ついて来てるとは思わなかったけどね・・・」
盾矢「さあ!行くか!」
そういって二人はラーマの神殿の地下に進んでいくのであった。

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